【KzBackUpTool FAQ】
1)13個以上のフォルダを同時にバックアップできませんか?
設定ファイルをいくつか作れば13個以上のフォルダのバックアップは可能ですが同時には不可能です。本ソフトはコピー元フォルダにエイリアスがあると代わりに元のアイテムをコピーする仕様になっていますのでこれを利用します。
まずフォルダを1個作成します。コピーしたいフォルダのエイリアスを作成し、元のフォルダと同じ名前に変更します。これを作成したフォルダの中に何個でも入れます。作成したフォルダをコピー元フォルダに設定することで9個以上のフォルダの同時バックアップが可能です。もちろん基本設定メニューで『エイリアスを無視』のチェックをはずしておきます。
無限ループに陥るようなフォルダのエイリアスがあるとそのエイリアスは無視されます。元フォルダの中にそのエイリアスがある場合などです。
2)ファイルを指定してバックアップできませんか?
これもエイリアスを利用します。
まずフォルダを1個作ります。コピーしたいファイルのエイリアスを作成し、元のファイルと同じ名前に変更します。これを作成したフォルダの中に入れます。作成したフォルダをコピー元フォルダに設定することでファイルを指定してバックアップが可能です。もちろん基本設定メニューで『エイリアスを無視』のチェックをはずしておきます。
3)スケジュール機能で定期的にバックアップできませんか?
フォルダ設定で曜日の指定が出来ます。『起動項目フォルダ』や『システム終了項目』フォルダに設定ファイルを入れることにより、起動時やシステム終了時にバックアップするフォルダを曜日ごとに切り替えたりオン/オフすることが出来ます。
また『定期的に連続バックアップ』をチェックすることで一定時間間隔で自動的にバックアップすることが出来ます。『バックアップ終了ダイアログを出さない』もチェックすることで完全にバックグラウンドで動作させることが出来ます。
さらに『定時に連続バックアップ』をチェックすることで毎時あるいは毎日定時に連続バックアップすることが出来ます。
プログラムやファイルを時間指定して起動できるようなスケジュールソフトと併用することでより複雑な処理が可能でしょう。
4)エイリアスをエイリアスのままコピーできませんか?
KzBackUpToolの機能では出来ません。開発ソフトの機能上の問題ですので現在対応できません。
5)フォルダのカスタムアイコンをコピーできませんか?
KzBackUpToolの機能ではコピーされますが表示はされません。ただアイコンデータはコピーされていますのでResEditを使えば表示させることは出来ます。ResEditを起動し『File』メニューから『Get File/Folder Info』を選んで該当フォルダを選択します。『Use Custom Icon』をチェックして保存すればアイコンが表示されます。
6)フォルダのラベルやコメントをコピーできませんか?
KzBackUpToolの機能では出来ません。開発ソフトの機能上の問題ですので現在対応できません。
7) CDやFDなど(リムーバブルディスク)を挿入して下さいとの表示が出ます。
そのリムーバブルディスクの中にあるファイルのエイリアスがコピー元フォルダの中にあります。意識してエイリアスを作った場合だけでなく、MAC OS8.0以降ではシステムが自動的にエイリアスを作成し、しばしば問題を起こします。OS8.0ですと『アップルメニュー』フォルダの『最近使った書類』フォルダなど、OS8.5ですと『初期設定』フォルダの『ナビゲーション・サービス』フォルダの『最近使った項目』フォルダの中に作成されます。これらのフォルダは『コピーしない項目』に設定しておいた方が無難です。
8) バックアップ準備中に予期せぬエラーで終了してしまいます。
コピー元フォルダの中にフォルダのエイリアスが複数個あり、それらがコピー元フォルダの中のあるフォルダの中にあって、しかもそのフォルダを含むような関係になっている場合に無限ループとなってエラーが発生します。このエラーを防ぐ対策は講じてありますが、複数のフォルダのエイリアスが絡んで最終的に元のフォルダを含むような関係になっている場合はあらかじめ検出できませんのでエラーが発生してしまいます。システムが勝手に作ったフォルダのエイリアスで発生してしまうことが多いようですので7)の記述を参考に『最近使った項目』フォルダを『コピーしない項目』に設定してみて下さい。
9) 『システム終了時にバックアップを可能にする』オプションをチェックした後、プログラムを終了するとバックアップを開始してしまいます。
これは仕様です。『システム終了項目』に設定ファイルを入れて置いても、プログラム終了時にバックアップを強制的に行うようにしておかないと、折角立ち上げたプログラムをシステムが終了させてしまいバックアップが行われません。『システム終了時にバックアップを可能にする』オプションは、プログラム終了時にバックアップを強制的に行うように設定するということなのです。
10) 『システム終了時にバックアップを可能にするオプション』をチェックした場合にバックグラウンドで動作しません。
これも仕様です。9)と同じ事で、システム終了時にバックグラウンドで動作させると折角立ち上げたプログラムをシステムが終了させてしまいバックアップが行われません。ですからシステム終了時はバックグラウンドで動作しないようになっています。
11) マウントしていないサーバー上のフォルダをバックアップするとき、いちいちFinderにもどってマウントするのが面倒なので、マウントするかどうかのダイアログを出すことは出来ませんか?
サーバー上のフォルダを直接コピー元フォルダに指定しても『フォルダが存在しません』とのエラーが出ます。これは別の問題を防ぐための仕様です。しかしこれはエイリアスを利用することで実現できます。
まずフォルダを1個作成します。サーバー上のコピーしたいフォルダのエイリアスを作成し、元のフォルダと同じ名前に変更します。これを作成したフォルダの中に入れます。作成したフォルダをコピー元フォルダに設定することでバックアップ時にサーバーをマウントするダイアログを出すことが出来ます。もちろん基本設定メニューで『エイリアスを無視』のチェックをはずしておきます。
残念ながらマウントしていないサーバー上のフォルダをコピー先フォルダに設定する場合にダイアログを出す方法は今のところありません。